「杖をつきつつ北海道を観光する私。長い一本道を引き返そうとしたら、地元民が車で追ってきて...」(静岡県・70代以上男性)
足の悪い私と、「徒歩20分」の目的地
渡島当別駅の近くに荷物を預かってくれる店があったので、そこにトランクを預けた私。タクシーもお願いしたのですが、30分以上掛かると言われました。
修道院までは歩いて20分程とのこと。私はちょっと足が悪く、杖に頼っているのですが、「行けるところまで行って引き返せばいいや」と思い、杖をつき歩きはじめました。
そして、トラピスト修道院の屋根が見える一本道まで、なんとか来ました。
そこで引き返せそうとしたら、荷物預かり所のご主人が車で来てくれたのです。ご主人は私をトラピスト修道院の門の所まで連れて行ってくれました。
さらに、帰りは函館行きの最終便に間に合うように、渡島当別の駅まで送り届けてくださったのです。
なんのお礼もせず、静岡に帰ったことが悔やまれてなりません。
荷物預かりのご主人、女将さん、本当にありがとうございました。
私も地元に来た旅人をお手伝いすることで、恩返しにしようと思います。
本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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