不思議なお湯
それは、山奥にぽつんとある。いつも少し霧がかっていて、向かう途中で赤い橋が見えるという。
その温泉で白っぽいお湯にゆっくり浸かると、目が覚める。すると、たいてい熱は下がって、快方に向かうのだとか。
なんとも不思議な夢であるが、生命の危機を感じるほど長く苦しい高熱が続いていたとき、も~さんは、さらに不思議な「続き」を見た。
いつものようにお湯に浸かっていたら、謎の存在から、謎の団子を渡されたのだ。
得体の知れないソレを食べてみると、味はまずい。なんだか、あの映画のアレみたいである。
しかも、その団子には驚くべき〝効能〟があった。