AI「ブラックサンダーと日本酒は...合います!」 岡山地酒×駄菓子の衝撃ペアリング、試してみたら→驚がくの結果に
5つの味を分析、測定
温暖な気候と豊かで清らかな水で全国有数の酒米産地として名高い岡山には、県外からも多くの観光客が訪れる人気スポット「日本一のだがし売場」もある。テニスコート9面分もの敷地面積を誇る、国内最大級の駄菓子売り場だ。
そんな岡山だからこそ、日本酒×駄菓子という奇抜すぎるペアリングに辿り着いたらしい。
岡山県が「日本酒に合う」と出してきたのは、誰もが一度は見たことがあるだろうお馴染みの「うまい棒」や「ブラックサンダー」、「ポテトフライ」に「ヤングドーナツ」、「ベビースター」......。
正直、日本酒とあわせた時のイメージが全く沸かない駄菓子たちを選んだのは――"AI"だ。
白衣の人物の隣に佇んでいるのが、AI味覚センサー「レオ」。OISSY(本社:東京都港区)・代表取締役であり、「味博士」でもある鈴木隆一さんの開発したものだ。
レオが味を「甘味」「うま味」「塩味」「酸味」「苦味」という5つの観点から分析・測定し、ピッタリな組み合わせを導き出したという。
人間の舌で確かめてみても、本当に合うのか? 記者も体験させてもらったので、中でも特に印象的だった2つのペアリングをご紹介したい。
1つ目は「ベビースターラーメン」(おやつカンパニー)と「大典白菊 純米大吟醸 雄町」(白菊酒造)。
岡山の特産品で多くの酒米のルーツともいわれる「雄町(おまち)」を50パーセントまで磨き上げ、丹精こめて醸した純米大吟醸はまったりとしていてまろやかでコクのある味わい。それが、「塩味」と「うま味」が特に強いベビースターラーメンと相性抜群だというのだ。
確かに、ガツンとくるしっかりとした味わいのベビースターラーメンを、白菊が優しく包み込んでくれるかのような感覚があった。一口お酒を飲むごとに濃いめの味がリセットされるのだ。「刺激と緩和でどんどん食が進む」と鈴木さんが言っていたが、まさにその通りである。