「給食缶をひっくり返しクラスの味噌汁をこぼした私。周りの子たちに責められながら床を拭いていたら...」(埼玉県・30代女性)
「あ~あ、なんだよー、もったいない」と責められて...
お味噌汁はこぼれ、缶の中にはほとんど残っていませんでした。
「あ~あ、なんだよー、もったいない」「お味噌汁足りなくなっちゃう」などザワザワ騒ぐ周りの子たち。
私はお味噌汁をこぼしたショックと、みんなに責められた悲しさと申し訳なさで今にも泣きそうになりながら、必死にお味噌汁を拭いていました。
その時、同じクラスの女の子が入ってきて「大丈夫だよ、隣のクラスからお味噌汁もらえばいいんだから」と言って一緒に床を拭いてくれたのでした。
「そんなに責めたら可哀想でしょ」と庇ってもくれて、私はその優しさが嬉しくて嬉しくて堪えていた涙がポロポロ......。その子はその後も慰めながら床を拭いてくれました。
その数年後にも「ありがとう」と伝えたけど、「そんなことしたんだっけ?」と笑顔で返してくれて、自然と優しいことができる子なんだな、と思いました。
今はもう連絡も取っていない友人ですが、もしもこの記事を読んでいたら「あの時は味方をしてくれて本当にありがとう」と改めて伝えたいです。
私もあなたのような人に優しい人でありたいと思っています。本当にありがとう。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)