トウモロコシの葉っぱ剥いたら「ゾワゾワする」「芸術的すぎ」 7.7万人驚がくの〝衝撃ビジュアル〟
夏といえば、トウモロコシ。そのまま食べても、料理にしても美味しいし、旬を楽しみにしているという人も多いのではないだろうか。
そんなトウモロコシを家庭菜園で育てたら予想外のビジュアルになってしまったという投稿がX上で話題となっている。
さっそくご覧いただこう。
2024年7月26日、Xユーザーの「やつしろサニーサイドファームのあかねちゃん」(@yatsushiroSSF)さんが
「私キキ!こっちは家庭菜園でできたとうもろこし!」
とつぶやきながら投稿したこちらの画像。
映っているのは、粒が大きい、だがしかしずいぶんとまばらなトウモロコシ。まるで食べかけみたいだが......あかねさんはリプライで「葉っぱ開いて思わず笑っちゃいましたwwwww」と述べている。そんなこと、あるんだ......。
衝撃的なトウモロコシの姿にX上では7万7000件を超える「いいね」(31日夜時点)のほか、
「スゴイ!見ててゾワゾワする!」
「芸術的すぎた」
「なかなか作るの難しそうですね」
「つ、粒がおおきくて美味しそうだね」
「食べかけ!?」
「ヤングコーンみたい」
といった反応が寄せられている。
なぜこんなことに?
31日、Jタウンネット記者は投稿者であり、熊本県八代市で晩白柚(ばんぺいゆ)農家を営む「やつしろサニーサイドファーム」のSNS担当・あかねさんに話を聞いた。
話題のトウモロコシはあかねさんが育てたものではなく、保育園でもらった苗を家族が植えたもの。トウモロコシを家庭菜園で作ったのは今年が初めてで、植えて以降は特に何もしていなかったという。
「とうもろこし農家さんが原因と対策を教えてくれて、野菜を綺麗に美味しく作るのってすごいことだなと改めて思い、農家さんに感謝です。うちも晩白柚という柑橘を育てているのでバズったのをきっかけに晩白柚を知ってもらえる機会になれば良いなと思いました!」(あかねさん)
あかねさんの言う通り、X上では、このトウモロコシの状態に対し「受粉失敗ですね」と原因を言及する声が多く寄せられていた。
いったいどうしてこのようなトウモロコシが出来てしまったのか、Jタウンネット記者も調べてみたところ、耕うん機などを取り扱うHonda(本社:東京都港区)の公式ウェブサイトで、長谷川農園(神奈川県相模原市)代表の長谷川 晃さんがトウモロコシ栽培のコツを、こう語っていた。
「トウモロコシは雄穂の花粉が風で飛んで、他の株の雌穂から出ている絹糸(ヒゲ)にくっついて受粉します。数本を植えただけでは受粉がうまくいかず、実が歯抜けになりやすいため、最低でも10株以上を2列に植えます。十分な量の花粉が絹糸に降りかかり、受粉が確実になります」
つまり、植える本数が少ないと、受粉がうまくいかず、今回のような「歯抜け」のトウモロコシが出来てしまうようだ。
また、野菜や草花の種子を取り扱うタキイ種苗(本社:京都府京都市)の公式ウェブサイトには、
「家庭菜園では最後の方法として、人手によって積極的に交配してやる」
ことも効果的だとの記載があった。
家庭菜園で10株以上を2列に植えるのはなかなか難しい。
人口受粉をしてやることで、綺麗な粒揃えを目指すのが、現実的かもしれない。
2024年8月1日14時15分編集部追記:記事初出時、本文中の一部で「やつしろサニーサイドファーム」を「やつしろファーム」と記載していたため、訂正いたしました。