「トイストーリーにでてきそう」「カーズの世界観」 青森に実在する〝丸屋根のガソリンスタンド〟が可愛すぎる件
日本のガソリンスタンドと言えば、四角い屋根の下にガソリン計量器が並んでいるのがオーソドックスであるように思う。
しかし青森県青森市には、一風変わったガソリンスタンドが存在しているらしい。
2024年7月13日、Xに次のような写真が投稿され、話題となっている。
「ENEOS」の看板が掲げられたその建物は、独特な丸い屋根を持っている。
屋根を支える柱状の部分は部屋になっていて、中でスタッフが働いているようだ。
「ガソリンスタンドのビジュアルが好きすぎて給油した」
そんなつぶやきと共に「歩く短魚雷/新芝ミコフ(広報)」(@tangyorai)さんが投稿したポストには、9万件を超えるの「いいね」(7月22日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「これはおしゃれ!!!! めっちゃいいですね!」
「真夜中の遊園地のメリーゴーランド的な」
「トイストーリーとかにでてきそう」
「なんだかカーズの世界観みたいで好きです!」
「もはや、アニメか何かの世界にしか見えないw」
「ガソリンスタンドも車もかわいい」
なんとも可愛らしいこのガソリンスタンドはいったいどこにあるのか?
Jタウンネット記者は投稿者・歩く短魚雷さんと、このガソリンスタンドを経営する光洋石油(本社:青森市)に詳しい話を聞いてみた。
コンパクトで可愛すぎる、丸屋根のガソスタ
投稿者・歩く短魚雷さんによると、話題のガソリンスタンドは青森県青森市の「ENEOS 青森西バイパスSS」。13日の午後8時ごろに利用したという。
「千葉から青森に旅行中で、夕食で写真後ろの『あすか 青森西バイパス店』で寿司を食べた後、ちょうど目の前に可愛らしいガソスタがあったので給油した次第です。
映ってる車は自分の愛車の日産エスカルゴです」(「歩く短魚雷」さん)
近くは何回か走っているが、気付いたのは、今回初めてだった。撮影時の感想を聞くと、こう答えた。
「コンパクトで可愛すぎるというのが第一印象。丸屋根のガソスタは『JA全農ぐんま 上津セルフSS』とか過去にも行った事ありますが、真ん中が柱みたいに建屋になってるスタイルは初めてだったので感動しました。
普段はセルフで給油しますが、このビジュアルなら高くても問題ないと思い給油しました」(歩く短魚雷さん)
このガソリンスタンドを経営しているのは青森市でいくつかの給油所を運営する光洋石油だ。
記者の電話取材に同社の福田常務が応じた。丸屋根のガソリンスタンド「ENEOS 青森西バイパスSS」の建物を造ったのは、常務の祖父である先代社長だったと語る。
「今から60年ほど前、昭和40年代に、祖父がアメリカに旅行したとき、丸屋根のスタンドを見て、すっかり気に入って、同じようなものを造ってほしいと、建築会社にオーダーしたと聞いています」(福田常務)
60年後にその魅力がインターネットで広まるとは、予想外だったかもしれない。
どうかこれからも末永く、現役で活躍し続けてほしい!
青森西バイパス SS
038-0003 青森県青森市大字石江字三好141-1営業時間:午前6時~午後11時
サービスステーション情報:https://eneos-ss.com/search/ss/pc/detail.php?SCODE=301848
光洋企業グループ公式サイト:http://www.koyotaxi.jp/information.html