深海魚を捌いたら中から「金ピカの物体」出現!その正体は... 〝生命の神秘〟に驚嘆の声
「深海魚捌いたら金ピカの物体が出てきた」
そんな呟きと共に投稿された写真が、X上で注目を集めている。
深海魚を捌く、という状況もなかなか馴染みがないが、さらにその中から「金ぴかの物体」が?
一体どんなものが出てきたのか。実物の写真が、こちらだ。
こちらは、神奈川県・相模湾を中心に深海魚釣りを行う深海魚ハンター・西野勇馬(@nanukazame1)さんが2024年7月10日に投稿した画像だ。
まな板の上に置かれているのは、たしかに金色で光沢のある鉱物のような塊。
およそ生物の体内にあったものとは思えないビジュアルだが、これは一体何なのか?
Jタウンネット記者は11日、西野さんに「金ピカの物体」について詳しい話を聞いた。
正体は...
西野さんは10日の午後1時ごろ、深海魚釣りを終えて葉山マリーナ(神奈川県葉山町)へと帰り、その日釣れたものを捌いていた。
その時に摘出されたのが、話題の「金ピカの物体」だ。
「いつものように葉山マリーナからレンタルボートで相模湾の沖合に行って釣っていた時に、同行したメンバーがギスを釣り上げました。
その後、マリーナに戻り魚を捌く過程で、ギスの体内から金色の浮き袋が出てきました」(西野さん)
つまり、「金ピカの物体」の正体は、ギスという深海魚の浮き袋だったのだ。
西野さんによれば、浮き袋を覆っている「グアニン」という成分によって、色が金に見えているとのこと。
まさに生命の神秘と言いたくなる「黄金の浮き袋」に、X上ではこんな声が寄せられている。
「こんなかっこいい器官を隠し持った生き物がいるなんて!」
「アルミホイルを誤飲して胃袋で固まったのかと思ったら違うのか」
「図鑑かなんかでみたことはあったけど、こんなにキンキラキンなんだ、ギスの浮袋」
なお、その後西野さんは浮き袋を冷蔵庫で保管。今後どうするかは未定だが、
「一旦乾燥させて、腐敗や色の変化などがなければ長期保存することも考えております」
と述べた。