飛び出し坊や...ならぬ「飛び出しゾウや」 滋賀県多賀町に〝ピンクの象の群れ〟出現中
「日本古来のゾウ」が見つかった場所
実はこの多賀町では1993年に、日本古来のゾウ「アケボノゾウ」の全身骨格化石が発掘されている。そのことから「滋賀多賀ゾウの里」として知られているんだとか。
この時発掘された化石は町内の複合施設「あけぼのパーク多賀」内にある町立博物館に展示されており、22年3月15日には国の天然記念物にも指定された。ゾウが天然記念物に指定されるのは、日本で初めての快挙なのだとか。
......なるほど、だからゾウが。いやでも、だからってなぜ「飛び出し坊や」になっているの?
Jタウンネット記者は、5月30日、シガタガゾウのサト祭り実行委員会に話を聞いた。
飛び出しゾウやが生まれたきっかけは、2023年3月18日~4月8日に行われていた「第1回シガタガゾウのアート展2023」だった。
同展は「アケボノゾウ」の全身骨格化石が国の天然記念物に指定されたことなどを受け、改めて「滋賀県多賀町がゾウの里として、国内外に周知されること」を目的に行われたもの。「アケボノゾウを自由に表現しよう!」をテーマに国内外から250点の作品が集まったという。
その公募作品の1つ「アシタガゾウが生存する世界線」(坂本成志氏)に、飛び出し坊やのパロディ「飛び出しゾウや」は登場。アート展開催以降、多方面に事業を展開する中で、その人気が高まっていった。