レア個体も23人待ってます! 子供の安全守る「飛び出し坊や」は50歳...故郷で半世紀の歩み振り返る展覧会
半世紀にわたってこの国の道路の安全を見守ってきた存在を、皆さんも目にしたことがあるはずだ。
戦後、自動車交通が急成長した日本で、急増した交通事故。警察庁の公式サイトによると、子供が犠牲となった痛ましい事故が続発したことは、問題の深刻さを人々に強く印象付けた。
そして1973年、"彼"は生まれたのである。
曲がり角や横断歩道......不意に子供が飛び出してくる危険がある場所にいる男の子。現在の滋賀県東近江市(当時は八日市市)で「こどもの交通安全」の願いを込めて作られた看板だ。
76年ごろ、若きみうらじゅん氏によって「飛び出し坊や」と名付けられた彼は、2023年に50歳をむかえた。
そんな彼の半世紀を振り返る展覧会「飛び出し坊や発祥の地・東近江市 飛び出し坊やと歩んだ50年」が、東近江市の能登川博物館で開催されている。