「魅惑の謎スペース」よ永遠に 〝昭和温泉旅館の良さ〟詰まった画像に3万いいね
突然だが、読者の皆さんには「理想の宿」はあるだろうか。
ラグジュアリーな五つ星ホテル? 由緒ある老舗の有名旅館? もちろんそれもいいだろう。
しかし、たとえ高級感や派手さはなかったとしても、こんな部屋を「理想」とする人もきっと多いに違いない。
こちらは、北海道在住のXユーザー・咲来さん@(@sakkurusan)さん(以下、咲来さん)が2024年6月5日、
「みんな大好き
昭和温泉旅館」
というコメントと共に投稿した画像だ。
紹介されているのは、旅館の一室。それも、まさに「昔ながらの」といった風情がある部屋だ。
部屋の写真のあちこちには、ピンクのテキストでこんなメモが書き込まれている。
「テレビは小さいほど趣がある」
「いかにも旅館なふとん一式」
「魅惑の謎スペース」
レトロな旅館の「あるある」ポイントの魅力がズラリ。どれもこれも、めっちゃわかる~!
こういう古き良き旅館の部屋って、妙に落ち着くよね......。
咲来さんの投稿は、6日夕までに3万2000件を超えるいいねを集め、リプライや引用リツイートでは、同様の宿の写真が続々。そして、こんな声も寄せられていた。
「部屋のキーに長い棒状のアクリルで旅館名と部屋の番号が書いてあるのも追加で」
「ちっちゃい金庫!金庫お願いします!部屋の鍵と一緒で旅館名と部屋名が入ってるでかいアクリルのあの棒のやつ!!」
「魅惑の謎スペースがある旅館大好き」
「『魅惑の謎スペース』良いよね あれだけで非日常、旅行来たーーーってなる」
「入室したら魅惑の謎スペースで外の景色を眺めたいw」
みんな大好き、昭和温泉旅館。そして、魅惑の謎スペース。
最推しは「魅惑の謎スペース」
ところで、咲来さんが投稿で紹介したのは、北海道留萌市にある「ホテル神居岩」の一室。
6日、Jタウンネット記者の取材に応じた咲来さんによると、部屋の広さは8畳+トイレ付き。「魅惑の謎スペース」の左側に洗面台がついているスタイルだったという。
昔ながらの旅館や温泉宿が大好きだという咲来さん。
投稿で「ホテル神居岩」の部屋を紹介したのも、その魅力を共有したかったからだ。
「最近のホテルにはない独特なアメニティや設備が多く、1980~90年を過ごした人の琴線に触れるだろうポイントが多々あると感じました」(咲来さん)
ちなみに、特に咲来さんが好きなポイントはやはり、「魅惑の謎スペース」こと広縁の部分。
宿に到着してまず温泉に入った後、広縁に座りながらテレビをつけ、夕方のローカルニュースやローカルワイド番組を見る。
そんな時間に、咲来さんはなんともいえない贅沢さを感じるそうだ。
「『何も考えなくていい時間』がここにはあるなと」(咲来さん)
最近、こういう旅館に泊まってないなあ、という皆さん。次の旅ではあえての昭和感を選んでみるのはいかが? その時は、咲来さんのこんなアドバイスを心に留めておくといいだろう。
「こういう場所にしかない様々なものに目を向けて興味を持つと、よりこの手の旅館を楽しめるのではないかと思います」