異世界の食堂? 小1娘の初給食は「ケフテデス」と「レヴィスィア」...謎料理の正体とは
「とにかく謎でした」
投稿の献立表は、みぃさんの長女の入学式当日に配布されたもの。給食を楽しみにしていた長女に「最初の給食なに~?」と聞かれて確認したところ、見慣れない料理名を発見したという。
「『ママもわからん』と答えるしかありませんでした。画像には映っていませんがギリシャ料理と書いてあり、材料を見ると子供は好きそうな味かもとは思いましたが、とにかく謎でした」(みぃさん)
なお、実際に料理を食べた長女は「ケチャップ味のミートボール」と「コンソメスープ」だったといい、「おいしかった」と感想を述べたという。
この2つのメニューがギリシャ料理であることと、だいたいどんなメニューなのかはわかったが、では結局どういう料理なのだろうか。
Jタウンネット記者の調査の結果、別の場所でもこの2つが給食のメニューに並んだことがあったと判明した。
大阪府泉南市において、2020年4月のことだった。
市の公式サイトで公開されている同月の給食献立表にも「ケフテデスのトマトソース」と「レヴィスィアスーパ」というメニューが載っている。2つの料理については、次のように説明されていた。
「『ケフテデス』は、ギリシャのミートボールです」
「『レヴィスィア』はひよこ豆、『スーパ』はスープを意味します」
つまり、ケフテデスは「ギリシャ風ミートボール」、レヴィスィア(スーパ)は「ひよこ豆のスープ」というわけだ。
泉南市では2020年東京オリンピック・パラリンピックにちなんで給食に世界の料理を取り入れる活動の一環として、第1回大会の開催国であるギリシャの料理が登場したという。
また、同様に広島県のとある市が公開している献立表にも「オリンピック開催国の料理」としてケフテデスとレヴィスィアがリスト入り。
東京オリンピック2020年をきっかけに日本の学校給食に定着したのかもしれないと考えると、この見慣れない料理にもなんだか縁を感じないだろうか。