ラーメンなのにステーキっぽい! 鶏ガラ・豚骨とは違う「鳥取牛骨ラーメン」の魅力
こってりな香りとあっさりな味のギャップがすごい
写真ではわかりませんが、立ち上る湯気から牛が強く香ります。
牛特有のこってりした香りは、ラーメンなのに焼肉やステーキを思わせるものがあり、「あとのせかやく」の黒胡椒と相まって「ペッパーランチ」の香りに似ていると思いました。
スープは牛骨だしベースの薄口醤油味で、牛骨に加えてスープ表面の牛脂、さらにはスープにビーフブイヨンも入っており、牛の風味と甘みが強く押し出されています。
ラーメンのスープといえば長年、鶏ガラか豚骨と脳に刷り込まれているため、食べ始めはなかなかこの味をラーメンのスープだと認識できませんでした。
だんだん味に慣れてくると、今度は牛のまったり濃厚な風味にもかかわらず、味はずいぶんとあっさりしていることに驚かされます。
昔ながらの鶏ガラ醤油ラーメンのスープくらいあっさりしており、長年親しまれてきた牛骨ラーメンの歴史を感じさせるものがありました。
牛のこってりな香りとあっさり味のギャップも魅力のひとつかもしれませんね。