「お宅のご主人に車をぶつけられた者です」 自宅に知らない男性から電話→謝罪すると信じられない展開に
2024.03.23 11:00
「請求書を送りたいので住所を教えて」
夫を見送って1時間程経った頃に男性の声で電話がありました。
「お宅のご主人に車をぶつけられた者です。修理代の請求書を送りたいので住所を教えて下さい」
長男を抱っこしたまま電話を取った私は一瞬落としそうになりましたが、「大変申し訳ありません。お怪我はありませんでしたか?」と精一杯冷静を保ちながらお聞きしました。
「怪我はありません。車の破損だけです」と言われたので、一先ず安心。こちらの住所を伝え、再度お詫びして電話を切りました。
ただ、その年にマンションを35年ローンで購入したばかりの我が家には貯金が殆ど残っていません。修理代の事や夫の怪我の有無など不安で頭が一杯になり、途方に暮れてしまいました。
しかしその時、再度同じ男性から電話が。その内容に全身の力が抜ける程の衝撃を受けることになったのです。
「先ほど車の修理代の件で電話したものですが、請求は取り下げます。事故後のご主人の対応も誠実でしたが、あなたの対応も先ず私の怪我を心配してくれるなどとても誠実に感じました。
お子様も生まれて間もない様ですし、若いご夫婦に修理代の負担は軽くないのではと思い直し電話しました」