「真夜中に宿から外に出た私。橋から川を見ていたら、いつの間にか横に立ってた老人が...」(長崎県・40代女性)
自分でも不思議なほど、自然に...
自分でも不思議なほど、自然に部屋に戻る気持ちになりました。
自分の部屋の階でエレベーターをおり、ドアを開ける前に振り返ると、その方はエレベーターを出たすぐのところで立ち止まっておられ、穏やかな顔でうなずいて、部屋に入りなさいと身振りで伝えてこられたので、頭を下げて部屋に入りました。
家族には気づかれておらず、そのまま布団に入り寝てしまいました。
次の朝、朝食バイキングの会場である大広間に向かう際に、昨晩の方の姿を探して周りを見ました。
すると、会場入り口エリアにあるソファーに、まさにあの方が座ってこちらを見てらっしゃいました。
家族に気づかれないように、頭を下げると、にっこり笑ってうなずいてくださいました。
本当は声をかけてお礼を言いたかったのですが、できなくて......。チェックアウトの時にまた姿を探しましたが、もうどこにもいらっしゃいませんでした。
あの時あの方にお会いしなければ、今の私はいなかったかもしれません。お会いできるなら今もう一度きちんとしたお礼を言いたいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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