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1000年以上の伝統受け継ぐ鍛冶職人は、何故「ロリータ包丁」を打ったのか 兵庫県三木市の【珍返礼品】鍛えた熱き魂の叫び

藤本 仁

藤本 仁

2024.02.12 13:00
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「こんなん作ってどうするん?」「アホちゃうか」

そしてある日、1人のデザイナーと出会ったという。田中さんは、自分のアイデアを共有した。

「こんなアイデアがあるんやけど~どうかいのぅ?ww」と仁義なきヤマモリのオヤジ風に何気に話すと、
「コレ!もう神っす!きっちりデザインし直しますんで、あとはソンナぁの好きにしたらエエ思うんじゃ」とデザイナーまでもが仁義なきブン太の様になり、商品化にむけて走りだす。(田中さんのメールから抜粋、原文ママ)

そして出来上がったのが、のちにジュリエットになるゴスロリ風のデザイン。そして、「蝶々のゴスロリ ジュリエットだけではパンチが弱いので」ということで、もう1パターンのデザインも考えてきたという。

ハートやウサギがかわいらしいロリータ包丁「Lappin」(ラピン)
ハートやウサギがかわいらしいロリータ包丁「Lappin」(ラピン)

商品化に向けて走り出したはいいものの、ロリータ包丁を作るにあたっては、外注が必要な作業もある。田中さんはほとんどの外注先で「こんなん売れるんか?」「こんなん作ってどうするん?」「アホちゃうか」と言われた。

包丁は長い歴史の中で、使いやすいように極限まで無駄を省かれ、現在の形になっている。そこにわざわざ無駄なモノを付け足してゆくのは「愚かな行為」だと、田中さん自身も恐怖を感じたそうだ。

しかし、「職人仕事は、その意味を理解し熱意がないと心が入らないので面白い製品にならない」――そんな熱い思いを胸に、製品の意図を延々と説明し、理解してもらった。

関係者の心が入ったのだろう。ロリータ包丁は各種メディアで取り上げられる「面白い商品」に仕上がった。だから、「少しでも地元のPRになればと思い(返礼品として)出品しています」(田中さん)。

金物の街の鍛冶職人、田中誠貴さんが一本一本手作りで仕上げる「ロリータ包丁」。気になった人は、ふるさと納税サイトを覗いてみてほしい。


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