「学校の机に自分の悩みを書いた高校生の私。次の日登校すると、それを読んだ人から...」(兵庫県・30代女性)
机の端に小さく書いたメッセージ
その時、私は所属している吹奏楽部でコンクールに出るメンバーを決めるのオーディションを数日後に控えていました。
自分以外の部員や顧問、OBの前で一人きりで演奏するのです。ただでさえ上がり症なので、オーディションがとても怖くて、緊張で授業にも身が入らず、不安で毎日泣きそうな気持ちでした。

そんな心細さを少しでも紛らわそうと、私は机の端に小さく
「どうしたら緊張しませんか」
と書いてみました。
同じ机を使っている夜間の生徒がこれを目にするはず。返事はなくても今の自分の不安をとにかく誰かに洩らしたい......。そんな気持ちでした。