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「火を吹くタンチョウ」北海道で激写される 冬の朝日が生み出す光景に反響

藤本

藤本

2024.01.18 08:00
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吐く息も凍る寒さの中、鳥たちの決定的瞬間を捉えた1枚がX(ツイッター)上で多くのユーザーを魅了した。

さっそくその光景をご覧いただこう。

火の鳥!?(画像提供: Koki Ueda@fuehrsnさん)
火の鳥!?(画像提供: Koki Ueda@fuehrsnさん)

白い地面の上に立ち、空に顔を向ける2羽の鳥。まるでその嘴から炎を吹き出しているかのよう。

息が白くなるほどの寒さのはずだが、日の光がそれをオレンジ色に染めたおかげで、熱さを感じそうな1枚になっている。

こちらは2024年1月12日、新潟県在住の写真家・Koki Ueda(@fuehrsn)さんが撮影した写真。

Jタウンネット記者は16日、Koki Uedaさんに撮影までの経緯を聞いた。

すべての条件を揃えて...

Koki Uedaさんによると、話題の写真は23年12月30日に北海道の鶴居村で撮影したもの。

鶴居村の公式サイトによれば、例年12月中旬から下旬にかけて、100羽以上のタンチョウが飛来する日が増えてくる。現地では写真のような光景が見られることを知っていたKoki Uedaさんは、自分も撮影したいと数年前から7回にわたってチャレンジしていた。

しかし結果はすべて失敗。というのも望む写真を撮るためには、複数の条件が満たされている必要がある。晴れた日に、日の出のタイミングでタンチョウが飛んできて、朝日をバックに鳴いてくれなければならないのだ。

その日は、8回目の挑戦だった。 Koki Uedaさんは日の出前にポイントで待機。タンチョウが飛んでくるのをひたすら待ち......ようやく成功を手にした。

すべての条件が揃い......(画像提供: Koki Ueda@fuehrsnさん)
すべての条件が揃い......(画像提供: Koki Ueda@fuehrsnさん)
「肉眼で見てもオレンジ色の息を吐いて鳴いていて、とても感動しました。同時に撮影できた喜びもありました」(Koki Uedaさん)

度重なる挑戦のもと激写された珠玉の1枚に、2万1000件以上のリポスト、11万件を超えるいいね(16日昼時点)のほか、

「不死鳥伝説はこういう時に生まれたのかも」
「これぞ日本の景色だね」
「被写体への慈愛を感じさせる傑作ですね」

といった声が寄せられている。

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