「クリスマスイブの夜の帰宅前、暗いガレージで着替えていた私。家族に見つからないようにしてたのに、幼い息子に目撃されて...」(大分県・60代男性)
子供たちが起きてるうちに「サンタの訪問」
たいして裕福な暮らしではない、ごく普通の一般家庭ですが、2人の子供はまっすぐに明るく育ってくれて、いつも家族の笑い声と歌声が響く家族でした。本当にいつも、家じゅうに歌声が響き渡っていたものです。
我が家では、娘が4歳・息子が0歳の頃からクリスマスイブには一大イベントを計画し、実行してきました。
子供たちが起きている間にサンタクロースが我が家にやってくる、というものです。
実際には、完璧なサンタクロースの衣装を手に入れ、顔も変装して声も変えた私が、大きな袋にクリスマスプレゼントをぎゅうぎゅうに詰め込んで現れるというもの。
仕事が終わった後、寒く暗いガレージで変装してから......「メリーメリー クリスマス~!!」。
大きな声でリビングのガラスをたたくと、子供たちの大きな歓声が響いて家の中は賑やかに。
妻へのプレゼントも潜ませたときには、彼女も大喜びでした!
プレゼント贈呈が終わると、「ママを大切にするように」と約束して、"サンタクロース"は帰っていきます。
そして、私は再び寒くて暗いガレージ(極寒のクリスマスの年は、ガレージで震えていました!)で、普通の服に着替えてから帰宅。
そうすると娘と息子は「たった今、サンタさんが来た~」と歓喜の報告をしてくれる。これが、我が家のクリスマスイブのイベントでした。
ところが、息子が幼稚園の年長さんになったころ......。