「地獄のような小田急線の通勤ラッシュ。幸運にも目の前の席が空き、座れる状況だったけど...」(神奈川県・70代以上男性)
目の前の席が空いた幸運な日に...
ある日の通勤時、私が立っている前の席に座っている方が降りたので、席が空きました。
私が座ることができるはずですが、そんな幸運はめったにありません。まだ若い自分以外にこの席を必要としている人がいるはずだと思い、周りを見渡しました。
すると少し離れた場所に、つり革につかまれず難儀そうに揺り動かされている小柄な女性がいました。その方と目が合ったタイミングで手を差し伸べ、次に空いている席を指して座るように促しました。
その方はびっくりした表情でしたが、「私がいいんですか」と言いながら乗客をかき分けて移動してきて、恐縮そうに座りました。彼女にとっては思いがけないことだったようです。
私はといえば、自分にしては気の利いたことができたかな、といったところでしょうか。
余談ですが、どちらかといえば自分は引っ込み思案のほうです。電車で席を譲ろうと思っても、断られたらいやだしと思って気楽には言い出せませんでしたが、いつのころからか必要と思える人がいたり、乗ってきたら反射的に立てるようになりました。
しかし今考えてみると、自分が譲ってもらう年齢になってしまったことに気付き、愕然としています。永遠の青年のつもりだったのですが......
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