駐車場に謎の張り紙「石集め(ストーンサークル)は禁止です」 どういうこと?何があった?管理者に聞く
東京都武蔵野市内に掲出されている1枚の張り紙が、X上で注目されている。
それは、駐車場内での禁止行為を並べたものだ。挙げられているのは、喫煙、飲食、そして――
「石集め(ストーンサークル)」である。
それは一体、なに。どんな行為なの。
オカルト研究家の吉田悠軌さん(@yoshidakaityou)さんが2023年11月7日、吉祥寺東町駐車場で発見したという不思議すぎる張り紙は、多くのユーザーに首を傾げさせた。寄せられたのは、こんな声だ。
「ここはお墓などではないから儀式みたいなことするなってことですかね?」
「密かなパワースポットか、何かを召喚しようとしてるのか(笑)」
「......呪術的なナニカかしらん?」
真相やいかに。Jタウンネット記者は10日、張り紙の設置者を取材した。
謎のストーンサークルとのイタチごっこ
張り紙を設置したのは、吉祥寺東町駐車場の保全管理を行っているJR東日本高架サービス西国分寺営業所の職員。「石集め(ストーンサークル)」を禁止したのは、駐車場とその周辺で「謎の出来事」があったからだという。
「不法投棄があるとの話を聞いて現地に行きましたら、拳くらいの大きさの石で円を作ってその中心に吸い殻を溜めている現象が発見されました」(同職員)
石は駐車場外から持ち込まれたもので、円(ストーンサークル)は駐車場の北側の部分にいくつも作られていたとのこと。
その後も駐車場内だけでなく、周辺の道路でもストーンサークルを発見。職員が見つけては撤去し、また作られるイタチごっこになってしまったため、22年に張り紙を設置して「石集め(ストーンサークル)」を禁止した。
「子供のいたずらなのか、灰皿代わりに設置されたものなのか......。全くわかりません」(同職員)
一体誰が、何のために"ストーンサークル"を作っていたのか?
それは分からないままだが、張り紙を設置して以降、ストーンサークルの数は減ったという。