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1日限定「クイズ形式で注文するレストラン」オープン 入店から退店まで...待ち受ける問題とは?企画者に聞く

仲久保 岳

仲久保 岳

2023.10.31 17:00
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日本初!クイズ形式で注文するレストラン

プレスリリース配信サイトをチェックしていたら、Jタウンネット記者の目にそんな言葉が飛び込んできた。

クイズレストラン!?(Lean to Meのプレスリリースより)
クイズレストラン!?(Lean to Meのプレスリリースより)

クイズ形式で注文するって......どういうこと?

ま、まさか、クイズに正解しなければ食事すらままならないのか? あるいは、不正解だと爆発して頭がアフロに(古典的)...!?

いったい、どんな緊迫したレストランなのか。

Jタウンネット記者は24日、プレスリリースを配信した企業・Lean on Meを取材した。

本当は日本一優しいレストランだった

結論から申し上げると、問題の「クイズレストラン」は、"緊迫"とは真逆の「誰もが楽しめるレストラン」だった。

2023年11月15日、大阪府高槻市に一日限定でオープンするこのレストランは、「障がい者にやさしい街づくり」を理念とするスタートアップ企業・Lean on Meが企画。

多くの情報を一度に理解するのが難しい人や、意思表示が困難な人も楽しめるよう、食事の注文を段階的に考えるクイズ形式で行うという。

そして、このクイズ、どう答えても「正解」となる。

例えば、店に入ると「早速ですがクイズです」と第1問がこんな感じで出題される。

「いらっ○ゃいませ」 ○に入る文字は?
(1) し (2) ち (3) ぴ

この問題で(2)を選べばスタッフは「いらっちゃいませ」と迎えてくれるし、(3)と答えれば「いらっぴゃいませ」と言ってくれるという具合だ。

その後も、「テーブル選び」「席選び」「メニュー選び」などをクイズ形式で出題。「アルコールかソフトドリンクか」「氷ありか氷なしか」などをイラスト入りカード等も使いながら少しずつ聞いていくことで、「文字情報だけでは理解しづらい」「情報量が多いと混乱する」といった困難を抱える人も意思を伝えやすい形になっているそう。

決して「正解しないと食べることができない」というわけではないのでご安心していただきたい。

Lean on Meが「クイズレストラン」で目指すのは、"どんな人でもたのしめる"ということ。障害の有無や年齢に関係なく「えらぶたのしさ」を感じながら食事ができる仕組みをつくり、「周囲の目を気にせず、自分で選択する楽しさを味わってほしい」と考えている。

また、障害者差別解消法の改正により2024年4月1日から義務化される「事業者による障害のある人への合理的配慮の提供」に則ったインクルーシブ(包摂的な)接客ができるモデル飲食店を作るという目的もある。

クイズレストランは2023年11月15日17時~21時、高槻市の安満遺跡公園内にある「Sunday's Bake569」にて開催。

参加費は3500円(小学生以下1500円、乳幼児無料)。詳細はLean on Me公式サイトへ。