新幹線にソックリすぎる縁石に反響 開発者を直撃すると...衝撃の事実が判明する
道端の縁石――そんなありふれたモノを捉えた写真が、X(ツイッター)上で2万7000件を超えるいいねを集めた。
一体なぜなのか、早速ご覧頂こう。
こちらはXユーザーのinkya.txt(@inkya_1011)さんが、「久しぶりに撮り鉄してきた」というつぶやきとともに投稿したもの。
曲線的にくぼんだ端、上のほうに付けられた黄色い反射板。なるほど、確かに新幹線やリニアモーターカーのような形ではないか!
13日、Jタウンネット記者の取材に応じたinkya.txtさんは「何となく新幹線に似ているなと思いました」と述べる。
「ツイートした後はリニアに似ているなどの反応もあり完全にそれにしか見えなくなりました笑」(inkya.txtさん)
新幹線っぽい形には、何か意味があるのか? Jタウンネット記者が17日、縁石のデザインを考案した茨城県コンクリート製品協同組合に聞くと、意外な答えが返ってきた。
マジで新幹線なの!?
取材に応じた同組合次長の中村正樹さんが、こう答えたのだ。
「開発当時、新幹線の型が変わっていたことから、デザインに盛り込むことにしました」(中村正樹さん)
なんと、本当に、新幹線を意識していたとは......。
話題の縁石は「基礎付歩車道境界ブロックLB」と呼ばれる縁石で、2002年に販売が始まった。
2000年に制定された交通バリアフリー法に則って、障害者や高齢者も安心して歩けるように開発されたもので、傾斜を二段階にすることで、歩行者に配慮しているという。
なお、カモノハシのくちばしに似ていることから、中村さんは「カモノハシ」と呼んでいたそうだ。