「めちゃくちゃ効きそう」「早く治りそう」 奈良博特別展グッズ「薬師如来のおくすり手帳」大反響→まだ入手可能?再販予定を聞いてみた
2023.09.17 20:00
いとうせいこうさん持ち込み企画!
東京国立博物館で購入可能かどうか。それを明かす前に、薬師如来のおくすり手帳について、もう少しく説明しよう。
まず、いつ・どんなきっかけで企画・開発されたものなのか。
企画担当者によるとこのアイデアは、あの「見仏記」コンビ、いとうせいこうさんとみうらじゅんさんが行った会議で登場したものだ。
2023年春、「南山城」展の仏像大使(=広報大使)に就任した2人は、オリジナルグッズの開発会議を行った。その様子は展覧会公式サイト (https://yamashiro-nara.exhn.jp/taishi/) で確認できるが、その際にいとうさんが持ち込み企画として「薬師如来デザインのおくすり手帳」を俎上に上げたのだという。
「いとうさんは、お薬手帳のデザインに日ごろから惹かれるものがないと常々思われていらっしゃり、会議の前に実際に薬剤師の方にリサーチをされ、必要な条件さえ満たせばどんなデザインでもいいということを自ら確認された上で、開発会議に臨まれました」(企画担当者)
いとうさん発案の「おくすり手帳」は、薄いブルーの表紙に薬師如来像がプリントされている。その左手に握られている薬壺の色が、デザイン面でのこだわりだ。
「薬壺を強調するために色をつけていますが、画像の薬師如来像の所蔵先である浄瑠璃寺にちなみ、瑠璃色にしています」(企画担当者)