北海道で「日本一デカい牛を見た」 規格外すぎるサイズに驚愕→観光協会に正体を聞いた
北海道には規格外に大きな「牛」がいる──X上に投稿されたそんなポストが注目を集めている。
たしかに、北海道といえば何でもかんでもビッグスケールなイメージがあるけど......牛のサイズまで? 一体どれくらい大きいのか。
これくらいである。
こちらは、東京在住の写真家・えぬびい(@enuenuenubi)さんが2023年9月5日に投稿した写真だ。見渡す限りの緑の山。その斜面に、大きな「牛」が......。
たしかに「日本一」と言っても過言ではないビッグな「牛」に、X上ではこんな声が寄せられている。
「牧って書こうとして諦めた?」
「横に丼って書きたい...」
「日本一デカい牛見た! ことありますw」
この「牛」、いったい誰が何のために書いたのか。Jタウンネット記者は8日、まずは投稿者のえぬびいさんに話を聞いた。
「当初は『牛乳』と描こうとした」
えぬびいさんが「牛」を発見したのは2023年のお盆ごろ。場所は北海道中標津町にあるモアン山だ。車で走行中、目の前の山に大きな「牛」が現れたので、車を止めて撮影したという。
「あまりの巨大さに驚きました。北海道の規模感すごすぎ!」(えぬびいさん)
Jタウンネット記者は15日、「牛」の正体を知るために、なかしべつ観光協会にも話を聞いた。
取材に応じた同協会職員によると、「牛」の文字は2005年、JAけねべつ職員有志の会と地元農家が書いたもの。地元の酪農製品などの宣伝を目的としたものだという。
「当初は『牛乳』と描こうとしたんですが、『牛』であれば『牛乳』や『牛肉』、モアン山のある『養老牛』など、色々と連想できるので『牛』一文字になりました」(職員)
その大きさは縦100メートル、横60メートル。茂っている笹の葉を刈って地面を露出させ、それが文字に見えるようにしている。
ちなみにこの「牛」、JAけねべつの育成牧場(牛が妊娠・出産可能な時期になるまで育成する牧場)の中にあるため、牛の放牧期間外である11月~翌年5月下旬頃であれば近くまで登って見に行けるそうだ。