「河童を制御できません」「池から逃げ出した模様」 不穏すぎる看板話題→かつてない「緊急事態」はその後、どうなった?
池から逃げ出してしまった河童は...
ガジロウさんとは、民俗学者・柳田國男の出身地で町の至るところに「妖怪」がいる福崎町の「辻川山公園」に生息する河童だ。本来であれば9時~17時(6~9月は18時)の毎時0分、15分、30分、45分に池から飛び出してくる。
だが、その「制御盤」が雷で壊れてしまい、制御されなくなったガジロウさんは、池から逃げ出してしまったらしい。
秘密の地下トンネルでつながっているというJR福崎駅前の水槽には出現していたみたいだけど......。
この由々しき事態に対し、ユーザーたちは
「『河童を制御できません』がジュラシックパーク的なパニック映画のニュアンスを感じる」
「制御不能の河童って強そう」
「きゅうりをお供えしたら、かっぱさん、また出てきてくれるでしょうか」
「かっぱがサラわれた、と......」
と様々な反応を見せている。
ガジロウさんの安否が気になったJタウンネット記者は28日、この看板を掲示した福崎町地域振興課に連絡。取材に応じた職員によると、26日の雷の影響で制御盤が故障した。投稿日である27日の午前中、そのことに気付いたという。
これまで、制御盤の故障によってガジロウさんが現れなくなったことはなかった。
今までにない緊急事態。だが、幸いにも迅速に修理が行われたため、翌日にはガジロウさんも池に戻ってきたという。
28日、ガジロウさんの公式ツイッターも、"池への再出現"をお知らせしている。
しかし、同課の職員によれば
「経年劣化で弱ってきているのも、あるのかもしれません。同じようなことがあれば、また池に出てこなくなってしまう可能性もあります」
とのこと。また「河童の制御」ができなくなってしまう日が、来ないとも限らないらしい。
ガジロウさんは、地元民や観光客からも人気の存在。どうかもう池からいなくなってしまうことがないように祈るばかりだ。