「小学校の夏休み、家族で行った海水浴。どんどん泳いで1人になったとき、知らないオジサンに声をかけられて...」(富山県・50代女性)
2023.09.04 12:37
ずっと見ていたらしい
浮き輪代わりになると思ってビーチボールを抱えていたこともあって、私は安心していました。しかし、ふと気がつくと足が届かない深い所まで来ていました。
「こんなの簡単簡単」と思っていたのですが、泳げども泳げども波に流されて浅瀬には行けません。その時、見知らぬおじさんが私に声をかけてきました。
「大丈夫? 浅いところまで連れてってあげようか?」
でも、その時の私は知らないおじさんを警戒して「いいです」とお断りしました。まだ自分で泳いで戻れると思っていたのです。
それでも、だんだんバタつかせている足も疲れてきて、頭には直射日光が照りつけ、私は気が遠くなりそうに。すると、さっきのおじさんが来てくれて、私を足が立つところまで連れて行ってくれました。
どんなに足をバタつかせてもどんどん沖に流されていく私を、そのおじさんはずっと見ていてくれたのだと思います。