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「鷹巣駅」じゃなくて「蟷螂巣駅」だ... 秋田のローカル鉄道「なぜかカマキリ大量発生」で大反響

松葉 純一

松葉 純一

2023.08.31 08:00
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「ただいま、鷹巣駅ではなぜかカマキリが大量発生しております」
「なお、採取も可能です」

2023年8月25日、秋田の鉄道会社「秋田内陸縦貫鉄道」が運営する秋田内陸線の公式X(ツイッター)アカウントが、そんなコメントを添え、次のような写真を投稿した。

【公式】秋田内陸線(@anjt_official)のツイートより
【公式】秋田内陸線(@anjt_official)のツイートより

写真をよく見ると、「鷹巣駅」と記された駅名板の上に、カマキリのようなものが複数匹。みんなで電車旅に行こうとでもいうのだろうか。

話題の投稿には「鷹巣駅で列車待ちなどお時間ある方、出所(卵)の捜索をお願いします。駅員が気になって夜も眠れないそうです。駅員への情報提供、お待ちしております」という呼びかけも添えられている。

しかし、いったいなぜ大量発生したのか?

Jタウンネット記者は、秋田内陸縦貫鉄道に電話で聞いてみた。

「逆に、知りたいです」

秋田内陸線は、秋田県北秋田市の鷹巣駅から仙北市の角館駅まで、秋田の内陸を縦に貫く鉄道路線だ。

「なぜ、カマキリが大量発生したのか?」という質問に対して、総務企画課担当者は苦笑しながら、「逆に、知りたいです」と答えた。駅構内のどこかに卵を産み付けられた可能性もあるらしい。「とにかくビックリしています」と、担当者は語る。

そして、担当者を驚かせたのはカマキリの数だけではなかった。

今回の投稿はかつて行ったキャンペーンやプロモーション告知よりもはるかに大きな反響だったというのだ。

「去年の全線再開ありがとうツイートを超える反響はやばい」
(【公式】秋田内陸線(@anjt_official)のポストより)

話題の投稿には7000件を超える「いいね」(8月30日夕現在)のほか、カマキリに興味津々のユーザーからこんな声が寄せられている。

「画面内で8匹もおるやんけ」
「どこかで卵がかえってしまったんですね」
「つかまえにいきたい」
「なぜ大量発生したのか気になります」
「こりゃ蟷螂(かまきり))巣駅に改名だなぁ」

鷹巣駅は大館能代空港から近いという。空港経由で、秋田内陸線に乗り込もう、という人が増えているらしい。インバウンド客も日に日に目立ってきたそうだ。

カマキリを捕まえたい人は今すぐに、鷹巣駅まで行ってみてはいかがだろう。

また、少し先の話だが、秋が深まってくると角館駅まで旅する途中の車窓から、美しい紅葉を見ることも出来る。カマキリには興味ない人も、楽しめるだろう。

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