ここを渡って行けと!? 温泉旅館の「露天風呂への道」が過酷すぎる件
足がすくんで入浴を諦めてしまうかもしれない「露天風呂へと続く橋」がX(ツイッター)上で話題になっている。
それが、こちら。
この写真はユーザーのYuki(@ruins_cat)さんが2023年8月9日、
「いや、入浴までのレベル高すぎだろwww(※現役ホテル)」
とつぶやきながら投稿したもの。見るからに老朽化......というか、朽ち果てているようにしか見えない古い橋がうつっている。
看板には「天然温泉100% 露天風呂入浴できます」と書かれているが、一歩足を踏み外せば川。滝のような冷や汗をかいてしまいそうだ。たとえその汗を露天風呂で流せたとしても、帰りにはまたコレだし......。
怖すぎる古橋には、4万4000件を超えるいいねのほか、こんな声が寄せられている。
「昇天風呂になりかねない」
「怖すぎて笑いがこみあげます」
「廃墟ちゃうんかいw」
「命懸けの入浴か」
この場所は一体何なのか。Jタウンネット記者は10日、投稿者のYukiさんに写真の光景について話を聞いた。
「心の中でツッコんでしまいました(笑)」
Yukiさんは2007年頃から廃墟を撮影している「廃墟写真家」。ブログやSNSで探索の記録を日々発信している。
話題の写真を撮影したのは、群馬県みなかみ町。2022年にもブログで同町の水上温泉郷を紹介したのだが、そのときから町の様子がだいぶ変わったと聞き、23年6月に再訪した際のものだという。
朽ちた橋は、以前回り切れなかった場所の一つである「ホテル湯の陣」の露天風呂に続くもの。それを目にしたYukiさんは驚いてしまった。
「実際に行ってみたら思っていたよりもはるかにボロボロで、しかも入口には『露天風呂 入浴できます』の文字が......。
「『これを渡って入浴とか難易度高すぎるだろ!』と思わず心の中でツッコんでしまいました(笑)」
本当にこの橋を渡るのか? "残念ながら"か"幸運なことに"かは人によるだろうが、その必要はない。Yukiさんは「種明かし」としてもう一枚の写真を投稿していた。
古い橋のすぐ隣に、頑丈そうな橋があるのだ。車が走っても問題ないやつが。
安全に奥に行けるということで古い橋はこのままなのか? 今後修繕等の予定はあるのか? ホテルにも取材を試みたが、回答は差し控えるとのことだった。