思い出が超鮮やかに甦りそう! シールで作る「世界に一つだけの旅の記録」がナイスアイデア
旅の思い出の残し方は人それぞれ。写真を撮ったり、ご当地限定のアイテムを入手したり......いろいろな方法がある。
2023年夏、X(ツイッター)で注目されたのは意外な「あるもの」を使っている人だった。
こちらはユーザーのじゃん(@swamp_pilot)さんが7月20日に投稿した写真。アルバムのようなものに、様々なシールが貼られている。金色の「留萌産」に「土佐あかうし」、りんごのイラストが印象的な「りんごちっぷす」「チョコッtoあびれ」、キャラクターが描かれた「道の駅奥大山」、極シンプルな「スノーハート」。
これは、じゃんさんが旅先で集めたシールたち。多くの人は捨ててしまっているであろう、買ったものに貼られていたシールを残して旅の記録にしているのだ。
じゃんさんのポストには4000件以上のリポスト、約2万5000件のいいね(8月18日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「これいい! 即真似する!」
「この集め方面白いな! 写真以外の現物を何か残す方法ないかなと思ってたところだった」
「わあ、これなんで今まで思いつかなかったんだろ。すごく素敵な旅の思い出になりますね。真似したいです」
シール集めの魅力は何か。Jタウンネット記者は8月7日、じゃんさんを取材した。
すべての始まりは「ビワマス」のシール
じゃんさんがシール収集を始めたのは、22年の夏。滋賀県・琵琶湖に生息している魚「ビワマス」の刺身を買った時に貼られていた「ビワマス」のシールが始まりだった。
その後、箸の袋・お弁当の包み紙・サイダーのラベル・旅先でトラブルが起きたときのレシートなどを恋人と共同で集めている。
「写真とは違い、現物の思い出が隣同士に並ぶことが魅力。色んな土地での思い出が一気に見られて面白いです。あと、剥がすときに失敗できない緊張感と、世界にひとつだけのシール帳が出来上がるのも魅力です!」(じゃんさん)
1年ほどで約20都道府県、60弱のスーパーや直売所、道の駅、飲食店、宿を訪れ、シールを集めてきた。中でも気に入っているのが、鹿児島県・屋久島のスーパーでゲットした「首折さば」のバーコードシール。
「屋久島のスーパーで奇跡的に出会えた首折れサバ! おいしさも勿論のこと、店頭に毎日出てるわけではない希少な商品だったことがわかり、感動の1枚となりました」と熱量たっぷりに思い入れを語ってくれた。
今すぐにでも真似してみたい。しかし、手先が不器用だと難儀しそうだ。どうすれば良いのか。
じゃんさんに剥がす時のコツを聞いてみると、「意識しているのはゆっくり時間をかけることです!」。
「剥がれていく箇所をガン見しながらこれでもかというくらい時間をかければ失敗は少ない気がします。あとは、同じ商品でも個体差へのこだわりがないのであれば、シールがびったりくっついてないものを選びます。貼り方はもう好きなように!」
読者の皆さんも旅に出た時、試してみてはいかが?