「大学3年生、野宿の旅。ヒッチハイクをしていたらウッカリ族車を止めてしまって...」(神奈川県・50代男性)
おじさんが追いかけてきて...
停めてしまったときは「しまった!」と思いました。しかし恐る恐る理由を話すと、気さくに乗せてくれたのです。
「オレが言うのもなんだけど、野宿は危ないぜ」とアドバイスまでくれて......。
その後は、洞窟や廃屋、手漕ぎボートの下で野宿をしました。剱崎灯台近くの雑貨屋で食糧を買い込んだ時は、そのお店の人がご飯を食べていけと言って、食事を出してくれました。
食べ終わった後、茶碗の下に500円玉を忍ばせて立ち去ったのですが、お店のおじさんが追いかけてきて......。
おじさんは「こんなの受け取れない」とお金を返してくれました。もしかしたら自殺願望者に見えたのかもしれません。
海鮮グルメや温泉を楽しむような旅でもなく、野宿するにもまだ寒い季節でしたが、人の暖かさに触れ、癒された旅でした。今、私はキリスト協会で牧師をしています。
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