三重県だから、ゆっくり鑑賞できるんです 本物から直接型取りした「ミロのビーナス」「サモトラケのニケ」...津市「ルーブル彫刻美術館」が面白い!
「パチモン感半端ない」けど、中はめちゃくちゃ本格派!
「ミロのビーナス」に次ぐ人気作品は、「サモラトケのニケ」だ。エーゲ海東北のサモトラケ島で発見され、さまざまな断片を合わせ復元したところ、有翼の勝利の女神「ニケの像」であることが分かったもの。1884年、ルーブル美術館の所蔵品となった傑作だ。高さは320センチという大きな作品で、原型は大理石だが、ブロンズ製で再現され、三重県津市に運ばれた。
他にも、円盤投げ像(大英博物館原型所蔵)、モーゼ(ローマ・サンピエトロインヴィリンコリ聖堂原型所蔵)、王妃ネフェルティティの胸像(ベルリン美術館原型所蔵)など、世界中の彫刻作品が多数、復刻品で展示されている。
パリ・ルーブル美術館、大英博物館、ベルリン美術館などヨーロッパ中の美術館巡りをしなければ観ることができない傑作が、(復刻品ではあるが)三重県津市でつぶさに鑑賞できる。美術好きは要チェックだろう。
ツイッターにはこんな声も寄せられていた。
「行ったことありますが、中の展示品もかなり気合入ってますよ。良い意味で裏切られました」
「本物のルーブルの展示品を直接型取ってコピーしたモノが並んでいるそうなので、姉妹を名乗ってもおかしくないのでは」
「三重ルーブルは外のインパクトはすごいのですけど、中は本当に古今東西の造形物が展示してあるので、すごく面白かったです」
「パチモン感半端ないけど、中の展示物はかなり見応えあって、芸術好きにはオススメのスポット」
「面白かった」「見応えあった」など、称賛する人の感想が続々と届いている。
世界の彫刻を鑑賞する、心豊かな休日を過ごすなら、近鉄電車で出かけてみるのはいかが。
近鉄 榊原温泉口駅から徒歩5分。大阪、京都、名古屋からの来場者が多いようだ。