名作すぎて全米が泣くレベル 「桔梗信玄生プリン」できな粉と黒蜜が感動的な共演を披露
山梨県を代表する銘菓である「桔梗信玄餅」。餅ときな粉と黒蜜のマリアージュがたまらない逸品だ。
Jタウンネットでは、そんな桔梗信玄餅のDNAを受け継いだ「洋菓子」に注目。『これぞ「至高の甘味」 究極の和洋折衷「桔梗信玄餅×ロールケーキ」が宇宙規模で旨かった』 (2023年5月3日配信) では「桔梗信玄餅生ロール」を紹介した。
しかし、「洋菓子」な桔梗信玄餅は、これだけではない。今回紹介したいのは、こちら。
本家・桔梗信玄餅と同じく風呂敷に包まれた「桔梗信玄生プリン」だ。
プリン部分にはフレッシュな生クリームときな粉を使い、カラメルではなく黒蜜が入れられている和のテイストのプリン。はたして、今回はどんな「桔梗屋マジック」を見ることができるのか。
生ロール同様、甲府盆地と富士山を一望できるビュースポットである「和田峠みはらし広場」で山梨の風を感じつつ、食べてみることにした。
黒蜜なしでも驚きのおいしさ
プリンに添えられているのは、桔梗信玄餅同様、小さな容器に入った黒蜜。
これが好みの量をかけられるというところも、本家と一緒だ。
早速、濃厚な黒蜜を存分に楽しみたいところだが......ここはグッとこらえてまずはそのまま、いただこう。
口に入れた瞬間、儚くとろけていくプリンの食感にうっとり。
そしてプリンがとろけていくのと同時に、きな粉のやさしい香りと奥ゆかしい甘さがゆっくりと自分の中に放たれていくのを感じる。
黒蜜をかけていない状態で、このプリンの主役は、確実にきな粉だ。
生クリームはそんなきな粉の風味を際立たせる名バイプレーヤー。記者も見習いたいほどの仕事ぶりである。
黒蜜の量で楽しみ方は広がる
プリン単体でも傑作なのだが、やはりこれだけでは桔梗信玄餅とは言えない。
というわけで、黒蜜もかけて楽しんでみよう。
たっぷりとかければ、たちまち主役は黒蜜に。口いっぱいに広がるとろりとした甘味が、おしとやかなきな粉の味と絡んで、なんとも優美な気持ちになる。
ほんの少しだけ黒蜜をかけるのもまた、一興だ。
軽やかなきな粉と濃厚な黒蜜が手を取り合い、互いに助け合いながらそれぞれが主役となって光り輝くのだ。
黒蜜の量次第で異なる顔を見せてくれる「桔梗信玄生プリン」。黒蜜をどのくらいかけると最も自分の好みの味になるのか、何度も試してみるのもいいかもしれない。
桔梗屋公式ウェブサイトによると、桔梗信玄生プリンは「桔梗屋東治郎」をはじめとする直営店や山梨県アンテナショップ・Cave de ワイン県やまなしなどの店舗、オンラインショップでも販売されている。