「混雑した新幹線で、幼い娘たちと通路で立ち乗り。人見知りしない長女が、近くの席のおばさんに...」(宮城県・40代女性)
「おばちゃんのところにおいで」
幸い次女は寝ており、長女もおとなしくしていましたが、いつまでこの状態が保てるか不安な状態でした。
その時、3人席の窓側に座った少し年配の女性が、長女に声をかけてきたんです。
「おばちゃんのところにおいで」
「ママと離れても大丈夫なら一緒に座るよ」
彼女はそう言って娘を呼んでくださいました。
長女は人見知りをしない子だったので、東京駅に着くまでその女性とお喋りをしたり、おやつを頂いたりしており、本当に助かりました。
やがて無事に東京駅に着き、その女性とようやくお話をさせていただいたところ、京都から乗車されたとのことでした。
これから仙台まで帰ると言った私に、今からまた新幹線に乗ってこんな小さい子たちを連れて大変な旅だろう、夕飯の足しに、とお気遣いをいただき、彼女は京都のデパ地下で買ってきたというシュウマイなどのお惣菜を「仙台に帰ったら食べて」と持たせてくれたのです。
また、長女の相手をしていただいたことについても「こちらのほうが車中楽しませてもらった」とおっしゃってくださいました。