「草むしり検定の会場...ってコト!?」 滋賀で開催されていた「雑草学会」が謎すぎると話題に→大会内容を聞いてみた
2023.04.05 18:25
鉢植えの中の草の正体
なお、すず姉さんが発見した会場への案内は、大会運営委員長である三浦励一准教授(龍谷大学農学部・雑草学研究室)が作製・設置したとのこと。鉢植えはムギを中心にその周りにネモフィラなどを植栽したものだ。
どちらも「雑草」のイメージはない......というか、どちらもあえて植えていくタイプの植物のような気がするが、なぜ採用されたのか? 龍谷大学農学部雑草学研究室のインスタグラムでは、次のように説明されていた。
「今はオオムギやコムギに隠れて見えませんが、もう少しすると、アグロステンマやヤグルマギクの花が咲きだす予定。アグロステンマはラテン語で『畑の花輪』の意味、ヤグルマギクの英名cornflowerは『ムギの花』の意味。どちらももとはムギ畑の雑草だったのです。
じゃ足元に咲いているネモフィラは?すみません、最近流行っているので、つい蒔いてしまいました...」
――ということらしい。ついでに森本教授によると「ムギ畑にネモフィラが生えていれば農業的にはネモフィラは雑草ということになりますね」。
次回の第63回大会は、2024年3月に宇都宮大学で開催される予定。
会員ではない一般の人も参加費を払えば見学できるので、興味をひかれた人は足を運んでみては。