ゲゲゲッ! 調布市「鬼太郎ひろば」のトイレのマーク、可愛すぎん?
トイレのマークには、いろんなバリエーションがある。
例えば、埼玉県北本市にあるグリコの工場「わくわくファクトリーグリコピア・イースト」には、両手をあげて走るポーズのトイレマークがあった。いわゆる「グリコサイン」だ。
例えば、恵比寿某所には、デザイン性を追求した結果、下に「男性」「女性」とテプラを貼られてしまったトイレマークがあった。いわゆる「デザインの敗北」である。
そして2023年3月、ツイッター上で注目を集めたトイレのマークは、こんな姿をしている。
ゲゲゲの鬼太郎である。
作品に触れたことがある人ならば、左から鬼太郎、猫娘、そして車いすに乗った目玉おやじだと、瞬時に分かるそのデザイン。思わずにっこりしてしまうほどの可愛さだ。
4日、ツイッターユーザーの102so(じゅうにそう)(@102so )さんが投稿したこの写真には、ツイッター上でこんな声が寄せられている。
「下地はぬりかべかしら」
「トイレットペーパーかと思ったら一反木綿出てきそう」
「オヤジーーー!」
ゲゲゲの調布にゲゲゲなトイレ
話題のピクトグラムがあるのは、原作者・水木しげるさんが50年以上暮らした街・東京調布市にある公園「鬼太郎ひろば」。
Jタウンネット記者が9日、調布市役所環境部・緑と公園課を取材したところ、この公園は19年5月に調布駅西側の鉄道跡地を整備してできたもの。水木プロダクション監修のもと、水木作品の妖怪やキャラクターのオブジェ・遊具などが設置されている。
鬼太郎たちのマークが掲げられたトイレも水木プロから提案され、19年の秋ごろに建てられた。
マークは、水木さんの出身地である境港市の観光協会も使っているデザインで、水木プロから紹介され、調布市でも使用することになったそうだ。
今回の102soさんの投稿はツイッター上で1万1000件以上のリツイート、6万8000件を超えるいいねが寄せられ、鬼太郎のトイレマークは大きな注目を集めている。
「今回色々な反響をいただいているとのことですが、話題になっていることは知りませんでした。
調布市は水木漫画の生まれた街『調布』ということで推しておりますので、そういった認識も高めて頂けたら」(調布市役所環境部・緑と公園課)
調布市観光案内所「ぬくもりステーション」(調布駅前広場)や調布市産業振興課(調布市役所8階)では、水木さんと調布の関わり、ゆかりのスポットを紹介する「水木マンガの生まれた街 ゲゲゲの調布ガイド」の無料配布(1人1冊まで)もあるということなので、調布を訪れた時には冊子を片手に街を"のんびりお散歩"してみては? でも、夜になっても"墓場で運動会"は、なさらぬように。