なぜこんな場所に? 繁華街の片隅で人々を見守る「黄金のファラオ像」の謎を追う
2023.03.16 18:00
本来の姿は...
「ファラオの予言」はサンワイズ社が製造していた占いゲームマシンで、1990年代に稼働し、全国規模で展開されていたという。
なお、千歳市で発見されたマシンは、ただ腹の前で手を組んでいただけだったが、半澤さんによれば手の上に「クリスタルボール(水晶に見立てた玉)」が、膝上に「キーボード」があるのが本来の姿。
ゲーム博物館では完全体の「ファラオの予言」を所蔵している。
膝に置かれた文字盤やボタン付きの機械で占ってもらうジャンルを選択し、名前や生年月日、性別などを入力。その後「水晶玉」に手を乗せて念じると、予言書がプリントアウトされて出てくる、というのが「ファラオの予言」の一連の流れ。
「あなたの神を信じ迷ったときはいつでも来てください」
という音声が最後に流れ、占いは終了するという。
ちなみに、ゲーム博物館で所蔵している筐体も数年前までは稼働していたが、現在は動かなくなってしまっている。同館自体も2024年春のリニューアルオープンに向け現在は休館中で、半澤さんは
「お約束はできませんがオープン後は稼働する姿をお見せできるといいなと思います」
と語った。