強面のおじさんが近づいてきて...
何台かの車や自転車、歩行者が横を通っていきましたが、誰も見向きもせず去っていきます。
悲しい気持ちになっていた時、一台のセダンが私の少し前でピタッと停車しました。
「救世主かも!」と安堵したのもつかの間、降車してきた人はとても強面の男性。
「白昼堂々連れ去られてしまうのかも」
身動きが取れない私の身体はより一層、強ばりました。
セダンから降りてきた強面なおじさんが......(画像はイメージ)
しかし、どんどんとこちらへ近づいて来たその人は一言、私にこう言いました。
「おねぇちゃん、スカート絡まったんか? 大丈夫か?」