「酔っ払った次の日、目覚めたら知らない家にいた。コソッと外へ抜け出して帰ったら、妻が...」(埼玉県・50代男性)
「やってしまった」と思いつつ安心
次の日、太陽の日差しがまぶしくて目が覚めました。二日酔い状態の私がいたのは、見たこともない家のリビングでした。
「やっちまった」と焦りましたが、気持ちを落ち着かせ、誰かいないかそっと隣の部屋を覗くと、ベッドに横たわる人の後ろ姿が見えました。昨晩一緒に飲んでいた方のようです。
再び「やってしまった」と思う一方で、知っている方だったので安心しました。おそらく酔っ払った私を家に泊めてくれたのでしょう。
廊下の隅には赤ちゃん用のゆりかごのようなものがあって、「いつのまに!?」と驚きつつ微笑んでしまいました。寝ているところを起こすのも悪いので、午後か明日になってからお礼の連絡を入れようと思い、こそっとマンションを出ました。
「どこに行ってたの!」
自宅に帰るや否や妻がそう言いました。そして、昨夜もらったという電話について話し始めました。
得意先の人と巣鴨駅で別れてから、私は自宅がある埼玉方面ではなく、なぜか山手線の池袋方面に乗ってしまっていたようで、その後、目白駅の近くの道路で倒れていたらしいのです。
それを見つけた見知らぬ方が介抱してくれて、ポケットにあった携帯から妻の番号を探し出し、連絡してくれていたのです。