まるでキャンディーを散りばめた綿あめ! 埼玉・秩父でファンシー&メルヘンな夜景が目撃される
「条件が揃わないと見られない景色」
普段から地元・埼玉の風景を中心に撮影しているというYuji Shibasakiさん。冒頭の投稿写真は1月12日、秩父の雪景色をカメラに収めたものだ。
「埼玉県平野部で雪が降った場合、秩父地方ではかなりの積雪が見込まれるので、秩父は雪原になっているであろうという勘を頼りに現地に向かいました」(Yuji Shibasakiさん)
予想通り、秩父の市街地には雪が降り積もっていたのを確認したあとは、山の上の展望台へ。狙いは、放射冷却によって発生すると見込んでいた「雲海」だ。
秩父市公式の観光サイト「秩父観光なび」によると、この地域は山々に囲まれた盆地である特性上、夜になると地表付近の空気が冷えて霧が発生することが多い。それを標高の高い所から見ると、まるで雲の海のように見える。秩父は、雲海がよく発生するスポットとして有名なのだ。
「普段見慣れた雲海も、雪に覆われた木や山と合わさって、とても幻想的な夜景になっていました。雪が降っても風が強かったら雲海が発生しないので、色々な条件が揃わないと見られない景色に感動しました」(Yujiさん)
一面が雪に覆われた景色が埼玉では珍しいということもあり、撮影時は雪を被った木々を広く取り入れた構図で雲海を撮ることを意識したという。
雄大な雪山と幻想的な雲海の風景。まるで夢の中にでもいるような美しい様子を目の当たりにできたなら、一生の思い出になりそうだ。