まるで恐竜の行列... 海上に出現した謎の雲が話題→どういう現象?専門家に聞いてみた
津軽海峡で撮影された、不思議な光景が注目を集めている。
こちらは、本州最北端の大間崎にある「大間観光土産センター」(青森・大間町)の公式ツイッターアカウントが投稿した写真。
海の上に、なにか大きなものが映っている。波のようにも見えるが、実はこれは雲なのだそう。
Jタウンネット編集部は、撮影した同店の勝川明樹(カツカワ・アキ)さんに撮影時の状況を聞いた。
勝川さんは2020年7月5日17時ごろ、ツイッターに掲載するために、店の前から写真を撮っていた。方角は函館方面、被写体は大間崎から600メートルほど沖合にある弁天島。
その時、奇妙な形の雲に気づいたという。
「撮った写真を確認したところ左奥に見たことのない雲を見つけたので、拡大して撮りました」
と勝川さん。この写真の投稿から15分後には、すでに雲は消えかかっていたそうだ。
勝川さんの投稿は大きく注目を集め、写真を見た人からは
「恐竜大行進かと思った」
「ゴジラの群れや」
「人類の進化みたい」
など、生き物の行列に見えた、という人が続出。中にはこんな風に感じた人も...。
「『ソーシャルディスタンスを守れ』という神の啓示だと思います」
「ダイソーのレジに並びながらソーシャルディスタンスをとる客ですね」
一定の間隔をあけた雲が、ソーシャル・ディスタンシングを保っているように見えるというのだ。
この雲は、いったい何なのだろうか。
Jタウンネット編集部は9日、雲研究者の荒木健太郎さん(気象庁気象研究所研究官)にこの雲について話を聞いた。