これが現実の景色...だと? 青森県で目撃された「あの世とこの世の境界線」
異界に足を踏み入れてしまったかと思うような風景が、ツイッター上で注目されている。
こちらは、青森県在住のツイッターユーザー・アヴェマナヴ(@hotateyasan)さんが2023年2月12日に投稿した写真だ。晴れ渡る空の下、両側を白い岩壁に挟まれた谷間に、底が見えるほど透き通った水路が流れている。
アヴェマナヴさんが写真に添えたのは、
「現世とあの世の境界線」
という言葉。もしかして「三途の川」もこんな場所なのだろうかと想像が膨らむ不思議な美しさに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ホントにここはニホンですか? と思うくらい(笑)」
「すごい綺麗」
「美しすぎる三途の川か...」
この景色、一体どこで見られるの? Jタウンネット記者は15日、投稿についてアヴェマナヴさんに話を聞いた。
「この世のものではないような雰囲気」
アヴェマナヴさんによると、「境界線」があるのは下北半島西岸の「仏ヶ浦」(青森県佐井村、国指定天然記念物・名勝)だ。海岸沿いに奇岩が連なるこの場所が好きで、アヴェマナヴさんは22年には69回、23年に入ってからもすでに7回も訪れているという。
写真を撮影した11日は、潮位の関係でこれまであまり行けていなかった場所を巡っていた。
そして見つけたのが、あの美しく神秘的な光景だった。
「いつもはそんなにエメラルドグリーン色を放っていない場所でしたので、その部分を前面に入れて撮りました。巨大な奇岩とのコントラストが異彩を放ち、この世のものではないような雰囲気でした」(アヴェマナヴさん)
仏ヶ浦には、それぞれ「蓮華岩」「如来の首」「一ツ仏」「極楽浜」など、浄土のイメージを重ねて名付けられた奇岩やスポットがある。
青森県観光情報サイトによると、この場所は「死者があの世に旅立つ時、あるいはこの世に戻ってくる時に、立ち寄る場所」ともいわれているとのことで、あの美しい水の流れも本当に、極楽浄土に繋がっているのかも?