どっぷりフォンデュされちゃった... 「日本のクラフトチョコ」集まるフェスが底なし沼の入り口だった
熱い想いで作られたチョコレートたち
CHOCOLATE FEST '22に集結したのは、日本各地から集まった16店のチョコレートショップ。
関西圏はもちろん、沖縄や佐渡島など様々な場所からやってきた「チョコレート屋さん」たちによる、自慢のチョコレートの即売会が行われており、活気にあふれていた。
前方にあるステージでは、チョコレートショップの作り手に話を聞くトークショーが行われていた。聞き手は、クラフトチョコレートを求めて日本を縦断しているチョコレートコンシェルジュ・ちょこれいじ(野口麗次)さん。
個性的な商品がどんな思いで作られたものなのかを直接聞ける貴重な機会ということで、熱心に聞き入る参加者も。
また、各ショップでは直接、作り手から話を聞くことも出来る。
例えば、愛知から参加した「choco rico -Bean to Bar Chocolate Lab.」は、カンボジア・バッタンバン州サムロート郡にカカオ豆の栽培・収穫・加工・輸出・チョコレートの製造販売を行う現地法人を設立している。
数多くの地雷や不発弾が残っているこの地域で、地雷被害者や貧困層を雇用し、彼らの社会的・経済的自立を促すこと、そして、その家庭の子供たちが学校に通える環境の創造を目指しているのだ。
choco ricoが作るのは、そこで作られたオーガニックカカオ豆と、天然パームシュガーという2つの素材だけを使って手作りしたBean to Barチョコレート(カカオ豆からチョコレートバーができるまでを、自社で一貫して行う製法で作られたチョコレート)。経営者夫妻は、
「素材にこだわりぬいた美味しくて美容と健康に良いBean to Barチョコレートを手作りし、食べてくれた人みんなを笑顔にしたい。そしてチョコリコのチョコレートを食べることが結果的に世界の幸せにつながるような仕組みを作りたい」
という強い思いを語った。