「深夜に突然『シガール』を食べたくなっても安心です」 ヨックモック初の自販機誕生にファン大歓喜
読者の皆様にお聞きしたい。あなたは、急に「シガール」を食べたくなることはないだろうか?
バターをふんだんに使ったロール状のクッキー。上品な甘さと、ホロホロと口の中で溶けていくような、超柔らかな食感で、甘いもの好きな人々の間ではあまりにも有名な、洋菓子ブランド「ヨックモック」(東京・青山)の代表商品だ。
その名の通り、葉巻に似た形状をしているが、禁断症状が出るわけではない。しかし中には、「シガール」依存症のような傾向の人がいるという説もちらほら......(記者自身も、その一人かも)。無性に「シガール」を食べたくなる衝動に駆られるというその気持ちは、記者にも充分理解できる。
そういった衝動と理性、そして取扱店の営業時間との間で葛藤する人々に、朗報が飛び込んできた。それがこれだ。
なんとシガールが買える自動販売機が登場したのだ。「ヨックモック」のツイッター公式アカウント(@yokumoku_jp)から、2023年2月1日、次のようなツイートが投稿された。
ヨックモック初の自動販売機が、神奈川県川崎市のラゾーナ川崎プラザ内に設置されたという。ツイートにはこんなコメントが添えられている。
「これで深夜に突然『シガール』を食べたくなっても安心です」
繊細商品対応の高機能自販機!
ツイッターには、数多くのツイッターユーザーからこんな声が寄せられている。
「凄い」
「シガール大好きです。自販機、空港に置いてくれたら嬉しいです。夜遅い時間の便だと空港内にあるヨックモックさんの店舗の営業時間に間に合わなくて」
「大宮駅にも置いて欲しい」
「自動販売機が中央線全駅に置かれますよう」
「この世で一番好きなお菓子はシガールです! 大阪駅にもお願いします!」
「はよ全国展開してください」
「フランスにもきて!!」
「シガール」マニア、「ヨックモック」ファンからの絶賛で盛り上がっているようだ。
実は、「ヨックモック」のツイッター公式アカウントからは、1月27日、こんなツイートも投稿されていた。
いわゆる事前告知、ティザーと呼ばれる告知手法の一種かもしれない。また、2月1日には、次のような動画付きの投稿も......。
動画にうつっているのは、社員が実際に買ってみた様子だ。「繊細な商品も取り扱える高機能自販機なので、割れが心配な『シガール』も安心なのです」というコメントも付けられている。
自販機という販売形態だが、「落ちてくる」というわけではないらしい。ゆっくり、滑るように箱が昇降する機構の上に箱が乗り、大きな衝撃が与えられることなく取り出し口まで運ばれる。
ツイッターユーザーからは、「割れないか心配でしたけどこれなら安心ですね!! 」という感想も寄せられていた。
ラゾーナ川崎にあるヨックモックの店舗は10時~21時の営業。一方、自動販売機は7時~24時に購入できる(自販機設置場所の通行可能時間がこの時間)。
真に「いつでも」というわけではないが、朝の出勤中や、夜の帰宅途中など、店が開いていない時間にも買えるは嬉しい。手提げ袋も自販機内にあるようなので、「しまった、お土産買い忘れた!」なんて時にも便利だ。
また、プレスリリースによると「今後さらに設置場所を拡大していく予定」。どうか自宅の近くに、「いつでもヨックモック」が設置されますように!