凍り付いた駅、ゴンドラ内で上がる悲鳴、そして外に広がる「天国」 八甲田山を行くロープウェーがすごいスリル
2023.02.02 20:25
悲鳴を上げる乗客、何食わぬ顔の職員
八甲田ロープウェーは十和田・八幡平国立公園の北部に位置し、標高約660メートルの「山麓駅」と約1310メートルの「山頂公園駅」を結んでいる。片道10分程度で、中からは八甲田山の絶景を楽しむことができるという。
投稿者「青森の鳥の人」さんが乗車しようとしたとき、現地の様子は次のようなものだった。
「ロープウェーの電光掲示板で、山頂付近の気温はマイナス19度、風速20メートルくらいだったと思います。風で積もった雪が舞い上がって、空も地面も真っ白で、境があやふやな状況でした」(「青森の鳥の人 」さん)
ゴンドラはそんな中を、投稿者と同乗者、そして職員を乗せて動いていく。
「同乗者の方々もロープウェーの光景と寒さに驚いて悲鳴をあげていましたが、職員の方々はもうこれが日常なんでしょうね。私の感じ方ですが、凍ってますが何か?というくらい淡々とガイドされていました。なので安心感がありました」(「青森の鳥の人 」さん)
そうして彼らは、もちろん無事に、山頂駅まで辿り着いたのだ。「青森の鳥の人」さんはその体験を振り返り、こう語る。
「ものすごく怖いですが、樹に積もった雪へ太陽光が反射して、とても美しい光景です。ぜひ見に行っていただきたいです」
凍りついた乗り場を見て、一度は地獄かと覚悟したようだが......やっぱり天国だったらしい。