凍り付いた駅、ゴンドラ内で上がる悲鳴、そして外に広がる「天国」 八甲田山を行くロープウェーがすごいスリル
「樹氷という天国のような景色が見られると聞いて来たら地獄だった」
2023年1月29日、そんな呟きと共に青森某所の写真がツイッターに投稿された。
樹氷とは、樹木に冷えた水の粒が付着して凍り付いたものだ。立ち並んだ木々が真っ白に覆われた姿は、なんとも神秘的である。
日本には樹氷で有名なスポットがいくつかある。その内の一か所が、青森・八甲田山だ。
ツイートの投稿者は、それを見るために「八甲田ロープウェー」に乗ろうとしたのだが......。
ロープウェーの乗り場には、びっしりと雪や氷が貼り付いてしまっている。とてもゴンドラに乗れそうには見えない。しかし、ツイートは続く。
「このロープウェーに乗って下さいとか
おかしなこと言われました
絶望しかない詰んだ」
なんとロープウェーは運行していたようだ。
ツイッターユーザー「青森の鳥の人 」(@torinohitonikki)さんによる投稿には、1万9000件もの「いいね」が付けられ、こんな声も寄せられている。
「この世の終わりのような風景ですね」
「樹が樹氷になってなくてロープウェイが樹氷化しとる」
「建物まで樹氷になりかけてる」
「北極圏ですか」
この日はいったい、どんな状況だったのだろう? 冬はいつもこうなのだろうか?
Jタウンネット記者は、投稿者「青森の鳥の人」さんと、「八甲田ロープウェー」に話を聞いた。