あの「輪切り」が浮いている!? 冬ならではの「洗濯バサミフォトグラフ」で、夏が恋しくなってしまう
曇り空で諦めた後に
岡本さんが自宅の庭でこの写真を撮影したのは、22日の正午過ぎのこと。前日から丸い器に水を張り、洗濯バサミを浸して外に置いておくことで凍らせたという。
岡本さんは以前に「洗濯バサミで作った雪の結晶」も撮影しており、これをなるべく平面になるよう簡素化したのが今回の黄色い洗濯バサミ部分にあたる。
こうして「レモン」の中心部分を作り、テグスを付けて凍らせる。撮影当日は、氷が溶けないうちに取り出して物干し竿に結び、吊ったところを撮ったという。
意識したのは、背景の青空だ。
「レモンの爽やかなイメージを出したかったので青空を背景に撮りたかったのですが、この日は朝から撮影していて午前中はずっと曇り空でした」(岡本さん)
氷が溶けてきてしまったため、「今日はもうダメだなぁ」と思い一度は片付けたという岡本さん。撮った写真の確認をして、ふと窓から外を見ると......、
「さっきまでの雲がない、青空になっているのに気がつきました。急いで外に駆け出し、再度、撮影の準備をして撮ったのが今回の1枚です」(岡本さん)
まさに、天は岡本さんに味方したようだ。
ちなみに、今回の写真を見れば多くの人が連想するであろう「サクレレモン」は岡本さんも大好きなアイスの1つで、去年の夏も食べたそう。
「(撮影後)無性に食べたくなって、近くのコンビニやスーパーなどを探しましたが、残念ながら売っていませんでした。早くも今年の夏が待ち遠しいです!!」(岡本さん)
サクレレモンを製造・販売するフタバ食品の公式ツイッターによると、秋冬の販売店舗は非常に少ないとのこと。暑い夏が待ち遠しくなる写真だ。