栃木と福島の間に「48番の県」 スーパー公式サイト上の「謎すぎる地図」に注目→担当者も「なぜあるのか分からない」
日本は、47の都道府県に分かれている。
しかし、「48番目」の地域の存在を示す地図があると、ツイッター上で話題だ。この地図である。
こちらは、「アピタ」や「ピアゴ」といったスーパーマーケットを展開するユニー(本社=愛知県稲沢市)の採用サイト上に掲載されている「展開地域」の地図だ。
「中京エリア」「山静エリア」「関東エリア」「北陸エリア」の4つのエリアで、出店している都府県には色が塗られている、というものである。
さて、注目してほしいのは東側を占める関東エリアだ。神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・新潟・福島のピンクに塗られた7エリアと、グレーの3エリアがある。埼玉と神奈川の間は東京だし、福島と千葉の間は茨城だろう。
しかし、福島と栃木の間にあるエリア。お前は一体、誰なんだ......?
北海道が3つあり、四国は「七国」になっていた
2023年1月24日、Jタウンネット記者はユニーを取材。同社公式サイトおよびSNSの担当者が応じた。
担当者によると、福島栃木間にあるスペースは、ユニーが独自に誕生させてしまった「48番目の『何か』」だ。
ウェブサイトの更新作業の際、本来のマップからなぜか現状のマップに差し変わってしまい、それに気づかずにアップをしてしまったようだ、と語る担当者。なぜ謎のスペースが生まれてしまったのか、詳しい経緯が分からず困惑しているそうだ。
「はじめは北海道が3つあり、本州はロシアとくっつき、四国は7県で七国になっていました。その間違いは修正しましたが、北関東が四県になっている事には気がつきませんでした......」(担当者)
公式サイトの「謎地図」は、ツイッター上で「増やすな」「パラレルワールドかな」「関東でも東北でもないなにか」などと指摘を受ける事態に。話題になったことについて、担当者は
「このような県は、ございません。お詫びして訂正させて頂きます。この度はお騒がせして誠に申し訳ございません」
と謝罪した。
その上で、あくまでも「非公式な回答」としてこんな「心の声」も語ってくれた。
「生まれてから約40年、修学旅行以外は愛知から出ることもなく、頼みの綱である修学旅行も九州でした。そのため、捻じ曲がった関東への強い憧れと地理の通信簿『1』の学力の無さから、架空の県を生み出してしまいました。今後はるるぶを愛読書とし、いつかこの目で生み出してしまった架空の県を確かめに行きたいと思います!」
もしかしたら、担当者の関東に対する強い憧れによって生まれてきてしまったのかもしれない、「48番目の何か」。いったいどんな場所で、どんな景色が広がっているのか。いつか担当者が関東に上陸した際には、ぜひ「現地」で確かめてもらいたい。