発想が限界突破してやがる...! 栃木の珍グルメ「いちごのカレー」がサイダーに進化→飲んでみたら衝撃だった
「カレーは飲み物」とはよく言うが、栃木県でそれが現実になっている商品を発見した。
その名も、「いちごのカレーサイダー」だ。
以前、Jタウンネットで取り上げたこともある栃木県が誇る名産品「とちおとめ」を使用したレトルトカレー「いちごのカレー」(『カレーなのに、めっちゃ甘い... 混乱必至の珍グルメ「いちごカレー」』)。それがなんと、飲み物になっているのである。
カレーにいちごを入れるだけでもかなりぶっ飛んでいたのに、それをさらに「サイダー」にしてしまうとは。発想が限界突破してやがる......。
変わり種のサイダーと変わり種のカレー、どちらにも目がないJタウンネット記者はいてもたってもいられず、東北自動車道・佐野サービスエリア(下り)で「いちごのカレーサイダー」を入手。
早速、飲んでみた。
まさかの味だった
開栓すると「シュッ」と軽快な音ともに、強烈ないちごの甘さにほんのりカレーのスパイシーさが混ざった独特の香りが漂ってくる。
その香りの強さは、グラスにサイダーを注いでいたら隣の部屋にいた母が「なんかすごく甘い匂いがするんだけど、何をしているの?」と怪訝そうに聞いてくるほどだ。
これだけの香りとなると、味はもっと強烈なのかもしれない。深呼吸をし、覚悟を決めて飲んでみると......。
あれ? 思ったより美味しい気がする。
いちごの甘さとカレーの辛味が絶妙にマッチしていて、例えるならばスパークリングの梅酒に近いような味になっている。
母にも飲んでもらったところ「炭酸飲料は苦手だけどこれなら飲める。お酒みたいで意外にいける」と気に入ったようだった。
予想外の美味しさであった「いちごのカレーサイダー」だが、そもそもなぜ、ただでさえ変わり種のレトルトカレーを、このような炭酸飲料にしようと思ったのだろうか。
そこがどうしても気になった記者は2023年1月16日、販売元の永井園(栃木県日光市)の商品企画担当者に話を聞いてみた。
あくまでも「パロディ商品」
商品企画担当者によると、「いちごのカレーサイダー 」は4年ほど前から販売されているそう。
その以前からあった「いちごのカレー」が好評だったため、これを発展させた商品を作れないかということで、誕生した。
好評だった商品のサイダー化となれば、やはり開発段階で味にもかなりこだわったのだろうか。
記者の質問に、商品企画担当者はこう話した。
「いえ、パロディ商品ですから面白さを狙った商品です。結構味のパンチが効いているので、喉は通ると思います」
自社の商品なのに評価が低過ぎやしないか。美味しいと感じた記者がいたたまれない気持ちになってくるほどだ。
そんなパンチが効いた「いちごのカレーサイダー」は栃木県内の道の駅やSAのほか、yahoo!ショッピング「お土産ショップ永井園」でも販売されている。たまには面白い飲み物を味わってみたいという人はぜひ挑戦してみてほしい。