「お金では買えない」「気持ち良すぎだろ」 地元民でも感動する「冬の富山の絶景」がこちら
2022年1月11日、富山市観光協会が1本の動画をツイッター公式アカウント(@toyamacitykanko)に投稿し、話題となっている。
とにかく、映像を見ていただこう。
どうだろう、圧倒される光景だ。息を呑むしかない「富山の冬の絶景」には、6万件を超える「いいね」が付けられ、132万回以上も再生されている(1月13日夜時点)。
ツイッター上は、賞賛の嵐といった状態だ。
「富山の絶景気持ち良すぎだろ」
「圧巻ですね」
「光る立山連峰とはこのことですね!」
「スイスみたい」
「白い壁だな...」
「8号線の常願寺付近! 立山連峰の本気ですね」
「これは、お金では買えない」
「これこれww 、凄すぎる これだから行きたいんだよねえ」
Jタウンネット記者は、この素晴らしい動画を投稿した富山市観光協会に詳しい話を聞いた。
ずっと胸に秘めていた思い
富山市観光協会の担当者は、立山連峰が綺麗に見えた日は、すかさず立山連峰の魅力を画像や動画で投稿するよう心がけていると語る。
「1月11日は、富山の冬には珍しい1日快晴の天気予報が出ており、朝は放射冷却現象でかなり冷え込み、空気も澄んでいたことから、今日は間違いなく絶好の立山連峰が見えると予感していました」(富山市観光協会担当者)
動画が捉えているのは、富山市内から新潟方面へ向かう国道8号線から見える立山連峰の景色だ。
立山連峰の姿は条件が整えば富山市内の至るところから見ることができるが、担当者にはこの場所を選んだ理由があった。
「個人的には立山連峰の圧倒的な迫力が一番体感でき、素晴らしさを感動できる最高のビュースポットが、ここからの眺め。
実は、いつか最高の立山連峰が見える日に、ここから撮影したいとずっと胸に秘めていました」(富山市観光協会担当者)
そんな強い思いがあったからこそ、大きな反響を呼んだのだろう。
助手席が立山仰ぐ特等席
担当者は最高のビュースポット」からの光景を多くの人に紹介した一番の目的について、次のように語る。
「地元の人でも何度見ても感動する『冬の立山連峰』をもっとたくさんの方に知ってもらい、この感動を共有したいと思っていました。そして、その感動が富山を訪れるきっかけに繋がれば幸いです」
また、県外のユーザーからの絶賛のコメントが、地元の人に間近にある景色の美しさや偉大さを再認識するきっかけになること、地元の人たちの誇り「CIVIC PRIDE」(都市に対する市民の誇り)の醸成に繋がることも願っていたという。
ツイッターでの大きな反響を見ると、担当者の狙いはずばり当たったと言えるだろう。
担当者は、「これからも立山連峰をはじめ、富山の色んな魅力を皆様にお届けしていきたい。もし、国道8号線から絶景を楽しむ際には、見惚れすぎないよう脇見運転に注意してほしい。その時は、助手席が立山仰ぐ特等席です」とコメントした。
ただ、立山連峰の絶景は、天候しだいだ。気象条件が合わないと、せっかく富山を訪れても、なかなか楽しめない。
そこで、冬の富山を旅したとき、他には何を楽しめるか聞いてみた。
担当者は「冬が一番旬の時期である『冬の富山湾の新鮮な海の幸』を楽しんでいただければと思います」と答えた。ブリ、紅ズワイガニ、甘エビ、のどぐろ、カワハギなどが最高に美味しい時期だという。富山市内の料理店で、富山の美味しい魚を、お酒と一緒に堪能してほしいとのことだ。