まるで忍者? 船から橋へ、橋から船へと飛び移る「柳川の船頭」が凄すぎて...国内外で大バズり
「お客さんを楽しませたいから」
Jタウンネット記者の取材に応じたのは、城門観光の元山和志社長だった。
今から40年ほど前、社長が16歳の頃、父親が柳川での川下りの仕事を始めた。当初は2隻しかなかった船も、一時は45隻ほどまで増えた。コロナ禍の影響などもあり、現在は30隻ほどだという。
忍者のようなパフォーマンス「橋越え」を始めたのは、20年ほど前。創業当初から父と共に船頭をしていたという元山社長は、「もちろん私自身も跳んでいました」と話す。
「お客さんを楽しませたい、喜ばせたい、笑って帰っていただきたい、という気持ちで続けています」(城門観光・元山和志社長)
ただ、56歳になった現在、元山社長自身は「跳んでいません」と苦笑する。
城門観光には現在10数名の船頭がいるが、橋越えする船頭はそのうち数人のみだという。
「忍者のような船頭さんにぜひ会いたい!」という人は「橋越えする船頭さんを」と指定して掘割巡りを予約されたし。
2023年2月11日からは、市内の様々な場所に色鮮やかな「さげもん」(柳川市で、ひな壇と一緒に飾られる吊るし飾り)が飾られたり、「おひな様水上パレード」などのイベントが行われたりする「柳川雛祭り さげもんめぐり」も開催予定。
この春、柳川で川下りを楽しむのはいかがだろう。
「時間に余裕を持って、ゆっくり楽しむつもりで来てください」
と、元山社長は語った。